安楽死の樹立により高齢化の問題が解消されて日本は多少救われる

2014-02-16    696   1723

皆さんは癌(ガン)の苦しみ、痛みを知ってますか?

私の祖父はガンで15年程前に亡くなりましたが、それはもう見るに耐えない苦しみようだった。テレビでは絶対に放送できない苦しみ方。だから実際に見たことがある人以外は知らない世界。

家族全員「はやく楽に逝かせてあげたい」と願い、本人も「もう苦しみたくない、あの窓から早く飛び降りたい」と願ったが、病院は痛みを弱める薬で対処するだけ。あくまで痛みを弱めるだけなので、ずっと苦しそうだった。「安楽死」の法律が樹立されていないこの日本にいる限り、病魔に侵され、余命が決まっていても痛みもがきながら生き続けるしかない。

安楽死の法律に反対をする人間は分かっていないだけ。実際に現場を見たら考えが180度変わるでしょう。

おかしなキレイごと言っている人間は一度病院に行って見学をさせてもらった方がいい。そして実際に自分が末期患者になったら何を考えるかしっかり想像して欲しい。

無理に生かすのは虐待でしかないという事を認識しないといけない。

「安楽死の樹立により高齢化の問題が解消されて日本は多少救われる」説を提言している私、木下洋平。

苦しんで死にたくないという人間として当然の感情・願いを叶える為にはもちろん必要だし、社会から見放されて生きる術がない人、重い障害を持つ人、家庭の悪環境で苦しむ人、様々な問題があるだろうが、とにかく生きるのが辛くて、死にたいと願う人にも役に立つ。

電車に飛び込んだり、ビルから飛び降りたりでは、他人に迷惑がかかる。自殺ほう助として使えばそれを防ぐことにもなる。

高齢者の中には、生き続けることで家族に迷惑になっていると知っていて、早く楽になりたいと考えている人は多いだろう。そういった人にも役に立ち、高齢化社会を軽減することが可能になる。

安楽死の法律が樹立されれば、大勢の人が利用することが予想され、「生」を軽視するという意味では人としては美しい考えではないだろう。

だが、この国は「資本主義」。言い換えれば「お金主義」であり、「現実主義」の国である。高齢者であふれかえる数年後を考えれば、「安楽死」の法律は絶対必須だと考えている。

最後に、安楽死の法律に反対する国民・政治家連中は、実際にガンで苦しむ人を現場で見てから反対するか決めてくれ。そうじゃないと話にならない。反対する資格も無い。見たことないなら、反対も賛成もしないで傍観すべき。

【日本で安楽死論議が進まぬ理由 筑波大学名誉教授・土本武司 から抜粋】
がんの末期患者のように間歇(かんけつ)的な激痛にさいなまれる患者はその時々の激痛は除去しえても、繰り返し襲ってくる“全体としての苦痛”をあらかじめ除去することはできない。患者はなぜこのような苦痛のフルコースを経た後でなければ死んではいけないのか。

生命の意義は「長さ」にあるのでなく、「質」にあるとの認識に立ち、その「質」も、他人が客観的に利益衡量して決定すべきものではなく、本人の自己決定に本質が据えられるべきである。自己決定権が重要であるということは、良き選択が保障されるからではなく、第三者の目からは、ばかげていても、本人自身が自分流のやり方で選択することが保障されるからである。

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