日本を超える長寿大国となるスペイン。そして長寿のトップは意外な香港!?その要因は一体何?
2019-04-07 710 1798▽平均寿命の上位5カ国(女性)
▽長寿の国スペインの長寿の理由
▽長寿の国1位はなんとも意外な中国の香港
▽意外と自然がある香港の高環境
▽大気汚染がひどいのに香港が長寿なのはなぜ?
▽中国全土が食の危険エリアなのか?
▽そもそも長寿ってなんのメリットがあるのか?
▽長寿の国スペインの長寿の理由
▽長寿の国1位はなんとも意外な中国の香港
▽意外と自然がある香港の高環境
▽大気汚染がひどいのに香港が長寿なのはなぜ?
▽中国全土が食の危険エリアなのか?
▽そもそも長寿ってなんのメリットがあるのか?
ふと健康について考えていると、食品添加物のことが浮かんできて、日本は添加物の種類が多いのに長寿の国としてトップ粋にいるんじゃなかったっけ?
だとしたら食品添加物はそんなに気にしなくても大丈夫なんじゃない?…などなど考え事にふけっていたら、日本以外の長寿の国はどこだろう?長寿の理由って何?と無性に気になってネットで調べてみました。
<平均寿命の上位5カ国(女性)>
1位 香港 87.66歳
2位 日本 87.26歳
3位 スペイン 85.84歳
4位 韓国 85.4歳
5位 フランス/スイス 85.3歳
※厚生労働省の2017・2016年度の資料より
最近、統計情報の改ざんで騒がれている日本の厚生労働省からの情報です(笑)
一応、WHOのデータも見ましたが、それほど違いがありませんでしたので、この長寿ランキングのデータは多分大丈夫です。
1位の香港が意外すぎるのですが、まずは3位のスペインがなぜ長寿なのかを軽くリサーチしました。
理由は単純です。やはりキーとなるのは「食べ物」でした。
<長寿の国スペインの長寿の理由>
国が食の研究に取り組んでいることが長寿の要因で、
野菜、魚、ナッツ、全粒穀物(全粒粉・玄米)を多く食べて、加工食品と肉はあまり食べない食文化だそうです。長寿の国であるスペインの地中海料理は世界から注目されています。
地中海料理のポイント
・野菜、豆、キノコを多く食べる(抗酸化作用、食物繊維)
・全粒穀物を食べる(低GI値でミネラルが摂取できる玄米食の理論)
・青魚をたくさん食べる(魚の脂は肉よりも良好)
・オリーブオイルやナッツ類などをたくさん摂取(動物性脂質はあまり食べない)
・ハーブとスパイスによる味付けで塩分控えめでも美味しい(日本は塩分多め)
ポイントを見てみると、よくあるベターな健康情報と同じですね。
スペインは他国と比べて飲酒量が多いのですが、アルコールは長寿には影響していないようです。
やはり適量ならお酒も薬となるのかもしれませんね。
食べ物以外での長寿の要因となると、医療も関係してきそうですよね。
スペインはヘルスケア・マネジメントとデジタル医療が世界から注目されています。
医療分野でIT技術の導入度の高さにおいて世界トップクラス。
長寿の国はやはり食と医療が世界的に水準が高いようです。
<長寿の国1位はなんとも意外な中国の香港>
まず最初に、中国全土では長寿ではありません。香港に限定すると長寿ランキング1位のようです。
香港が長寿の要因で筆頭にあげられるのは「医食同源(いしょくどうげん)」の文化が生活に浸透しているということ。
医食同源という言葉は耳にしたことがあるという方は多いと思います。
日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方だそうで、例えば、中国人は氷の入った水を飲まない。単純に身体を冷やすと健康に悪いということが当たり前のようになっているのです。
そして料理とともに必ず湯(スープ)を注文するのが香港人のスタイル。
スープには漢方が使われていることが多く、滋養強壮の身体が温まるスープをしっかり摂っています。
ちなみにスープは食事の最初に飲むことが多いようで、一番最初に体を温めるためにスープを口にするのが良いみたいです。
<意外と自然がある香港の高環境>
ビルとビルの間には公園などの緑地があり、わずか数キロ離れた場所には山も海あるそうです。
早朝の公園では、高齢者達が太極拳をして筋力を維持。その後は仲間と飲茶(ヤムチャ)に繰り出すのが定番。
香港の老人は仲間と会話したり、仲間と一緒に食事をする機会が多いとのことです。
さらに中国は家族のつながりを大切にしており、老人の孤食が比較的少ないそうです。韓国もその風潮が強いですね。こういった家族や仲間とのコミュニケーションが健康の秘訣でもあるようです。人として自然で素敵なあり方ですよね。
<大気汚染がひどいのに香港が長寿なのはなぜ?>
中国は大気汚染が社会問題になっていますが、これは長寿に影響していないのか?
これに対しては、大気汚染はここ数年~10数年のことなので、今は長寿のデータに大きな影響が出ていないという見解です。肺がんによる死亡率は非常に多いので、それに関しては大気汚染によるものかもしれません。
中国は世界の工場となって以来、大気汚染が問題になっていますが、これは近い将来解決に向かうでしょう。日本も高度経済成長(1955~1964年)時に四大公害病がありました。政治がしっかり動いて規制をかければ解決できることです。ただ、中国の場合は水までもが汚染されており、復興できないかもしれないという噂もあって、中国人が世界各地へ移住している事実があります。
<中国全土が食の危険エリアなのか?>
これを考えたことはありませんか?広い広い中国のすべての全土が食の危険エリアなのか?
ピーナッツを買うと、必ず中国産という表記がありますが、これは100%危険度が高い産地なのか。
これに関してはリアルタイムで分かる大気汚染地図というサイトを参考にしてみます。
濃い赤色…絶対外出禁止エリア
紫色…外出禁止のエリア
赤色…長時間の外出は危険なエリア
オレンジ…身体が弱い人は長時間の外出はダメ
黄色…敏感な人以外は影響なし
緑色…キレイな空気
なんと、濃い赤色と紫色の地域が中国にはあります。
これを見て分かるのは、中国エリアの左側に位置するチベット・ウィグル・青海(チンハイ)・内モンゴルは安全エリアですが、それ以外はほぼ大気汚染で危険なエリアだということです。
大気が汚れると、動物や植物にも影響が出てきますので、中国産の食品はいいものではないですね確実に。あくまで、まだ大気汚染の影響が長寿のデータに出ていないだけで、今後は長寿ランキングで大幅にランクダウンする可能性があります。
まとめると、香港が長寿の要因は「医食同源の考え」と「人とのコミュニティー」があげられますが、大気汚染の影響がまだ長寿のデータに大きな影響を与えていないだけということです。
<そもそも長寿ってなんのメリットがあるのか?>
記事の冒頭で「添加物大丈夫なんじゃない?」とありましが、いろいろ調べごとをしていて、日本の長寿に疑問が残りました。
和食が身体に良くて、医療も高水準で、日本人が長生きしているのは事実ですが、認知症・鬱の発症率はトップクラスだという情報があるからです。
認知症、鬱が多いのは、食品添加物の影響なのか、単純に糖質過多の影響なのか、はっきりとしたデータがありませんので誰にも解明できませんが、
認知症に関しては、家族としては見るのも辛い症状です。本人にとっては生き恥でしかありません。
長寿だと言っても、生きたくて生きている人はどれだけいるのでしょうか?
治らない薬を飲まされ続けて、無意味に生かされてる人が多いのではないだろうか?
そもそも長寿って、国にとっては百害あって一利なしなのでは?
長寿ランキングは、見方を変えると「今後不景気になっていくランキング」かもしれないので、良いことではないような気もします。