余裕のある人が生活保護を推奨する理由【財源は権力者の気持ち次第だから国民が考える必要なし】
2020-04-26 735 1876生活保護の不正受給は許せませんね。
しかし、健康上の理由で収入を得られない人が生活保護を受けるのも許せないのですか?
「生活保護は許せない」という方は、器が小さく余裕がない人です。
「自分が苦労して働いているのに、働かずに飯を食うなんて許せない」という至ってシンプルな感情。逆に「生活保護に入ればいいじゃん」と生活保護を推奨する方は、余裕がある知識人に多いように見受けられます。
その根拠を綴りたいと思います。
▽生活保護を推奨する理由1「社会に不要な仕事をし続けても消耗するだけで無意味」
▽生活保護を否定する人は余裕がない
▽生活保護を推奨する理由2「財源の問題は一般国民が心配する必要なし」
▽力のあるものは弱きものを助けろ。弱きものをイジめるな。
▽生活保護を否定する人は余裕がない
▽生活保護を推奨する理由2「財源の問題は一般国民が心配する必要なし」
▽力のあるものは弱きものを助けろ。弱きものをイジめるな。
生活保護を推奨する理由1「社会に不要な仕事をし続けても消耗するだけ」
生活保護を推奨している方は知識が豊富。知識人は広い目で物事を考えられます。
資本主義の末期である今は、無価値な企業間の競争で溢れています。
そのことを生活保護推奨派は分かっています。
ムダな物を作り続ける「大量消費社会」という言葉を知っていますか?
効果がはっきりしないサプリメントや化粧品を売る企業は必要ですか?
必要もないものを売るために「ストーリーで物を売る」ってバカバカしいと思いませんか?
経営陣だけが得をするブラック企業に雇用されてお金が貯まりますか?
安い給料でギリギリの生活を送ることによる不安ストレスが病を引き起こすのをご存知ですか?
マネーゲームと化した競争好きしか楽しめない社会
競争ってみんな好きなんですかね?
競争を好まない穏やかで協調性のある人ってたくさんいますよね?
なぜ競争好きの利己的な人の下で、穏やかな心持ちの方が、
無価値な安売り競争をしないといけないの?
利己的な競争好きによるマネーゲームに利用されるなら、生活保護に入ってボランティア活動をした方がよっぽど有意義(立派な社会貢献)な人生を送れるのではと思います。
生活保護推奨派の思考の一例はこういった流れです。
生活保護を否定する人は余裕がない
生活保護否定派は余裕がない人が多い。苦労を強いられている雇用者が大半でしょう。
余裕のある人(器の大きい)は人に水を無償で与えることができます。
否定派は器に水が貯まりません。すぐに蒸発していくので、人に与える余裕がありません。
推奨派の知識人は余裕がある方が多い。だから生活保護を推奨できてしまうのです。これが人間心理。
困っている人の力になるには、余裕がなければいけません。
ボランティアを偽善だという人がいます。これも生活保護否定派に通じます。
余裕がある人の気持が分からないのです。
余裕があって人情味がある人は、惜しみなく力の弱いものに与えることができるのです。
余裕があっても人情味がない利己的な人には無理な芸当ですがね。
生活保護を推奨する理由2「財源の問題は一般国民が心配する必要なし」
生活保護を否定する人の理由として、「財源」が挙げられます。税金ですね。
苦労して働いてるのに、生活保護受給者に税金が使われる。それが許せないと考えています。
しかし、知識人はその考えよりずっと進んでいます。
国はいくらでも財源を作ることができることを分かっています。
現在の生活保護受給者はザックリで200万人。年間の予算は約4兆円です。

上記画像は厚生労働省のサイトより抜粋
東京オリンピックの予算は最初1兆以内でしたが、いつのまにか3兆を超え「コンパクト五輪」の理念は消えました。アベノミクスで5年半余り(2013~2018年)に400兆円近くを市場に供給しているが、一般庶民には行き渡っていないという現状。
資本主義社会の欠点。金を増やしても金持ち(既得権益集団)に金が集まる。
再分配を正しく行えば生活保護の財源は余裕なのです。要は既得権益集団の気持ち次第。ただそれだけです。アベノミクスの400兆円は最終的に投資家や既得権益者達の元にいきます。これは生活保護100年分の予算に匹敵する額です。
※既得権益とは生まれながら持つ利権により絶大な権力を持つ世襲貴族。国会議員や大企業役員の大半が世襲貴族です。
メディアは日本を褒め称える放送をして、日本は素晴らしい統治が行われていると国民に思わせるのに躍起です。なぜそんなことをするのかというと、国民の支持がないと、現政権は投票数を失い、政変が起こります。不景気な今は、政治批判の火種があちこちに起こってしまうので、メディア洗脳を行っているのです。
もし、飢餓で日本国民が多く亡くなれば誰の責任になりますか?国の責任という見方が広がるでしょう。だから、生活保護受給者が増えても、既得権益集団はイヤイヤでも救わざるをえません。家族を失った民の反感が大きくなれば、投票数を失いかねないからです。これが政治の駆け引きというもの。
ゆえに、生活保護が増えても財源の心配は一般国民は不要です。
権力者達が国民に歩み寄った改正をすればいいだけなのです。
力のあるものは弱きものを助けろ。弱いものをイジめるな。
生活保護を否定する余裕なき民が、受給者に対して怒る。=弱者同士で争う
生活力のある優秀な人間がエラそうに受給者を叩く。=弱い者いじめ
こういった行為が世間に蔓延っているのが非常に残念。自身の器が小さいと自覚してほしい。
私は金銭的に余裕がある生活を送っている訳ではありません。
思考力があれば、どんな状況になってもやっていけるという自信から余裕が出てきます。そして、
「他人に貢献していくことが最上の幸福」
ということに気付き、余裕のあるものは、弱きものを助けるべきだと考えるようになりました。
余裕のない人は、弱いものを叩くのではなく、まず余裕のある人間を目指すべき。
ビジネスに向いている人もいれば、向いてない人もいる。
気持ちが強い人もいれば、弱い人もいる。
健康な人もいれば、不健康な人もいる。
生活保護は助け合いの素晴らしい制度です。もちろん万能でありません。
保護に甘えきって、怠惰な生活を延々と送ろうとする許せない輩も多いでしょう。
パチンコ依存者と生活保護の関係性も最悪です。
だけど、モノが行き渡ってインフラも世界トップクラスのこの日本で、
やりがいのある仕事は少ないし、立派な仕事に就けるのはごく一部の人間だけです。
ただのマネーゲーム好きの経営者に雇用されて、苦痛な日々を送り続けてストレス病になるなら、辞めたほうが賢い選択です。社会的に無価値な仕事をし続けるなら、生活保護下に入るという選択は悪ではないと思います。
新型コロナウイルスの影響で生活保護を必要とする方が増えることは間違いないでしょう。
しかし、一般国民は財源の心配をする必要がありません。既得権益集団が譲歩した政策をすれば財源は生み出せるのです。