フリーランスは目指すものではなく、自ずとフリーランスになってしまうもの【案件・仕事の取り方】
2021-04-24 761 1816<世に点在するフリーランスに関する質問>
・新卒でフリーランスとして働くのは難しいですか?
・新卒でフリーランスになることのデメリットは何ですか?
・フリーランスとして生きて行くには何から始めるべきでしょうか?
・なにがきっかけでフリーランスになる事を決意しましたか?
・フリーランスの人はどうやって仕事を取っているのですか?
・どうしたら在宅フリーランスになるためのスキルを身につけられますか?
フリーランス歴15年超えのM2NETがそれぞれの質問に対して一括でお答えします。
▽フリーランスは目指すものではなく、自ずとフリーランスになってしまうもの
▽自分の能力を客観的に見れば何をすべきか分かる
▽会社側が何を求めているのかを理解する
▽会社側がフリーランスを活用することのメリットを知らずして何を知る
▽フリーランスは能力が低いと本業としては成り立たない
▽自分の能力を客観的に見れば何をすべきか分かる
▽会社側が何を求めているのかを理解する
▽会社側がフリーランスを活用することのメリットを知らずして何を知る
▽フリーランスは能力が低いと本業としては成り立たない
フリーランスは目指すものではなく、自ずとフリーランスになってしまうもの
技術や知識量が平均値より上に達すると、上司や先輩が自分より能力が低いと感じるようになってきます。能力の低い人の下で働いても良いことは何一つありませんので、フリーになってしまうのです。
個人事業主となって経営者と対等に渡り合って高額案件を得るには、豊富な専門的知識・高い提案力・分析力・最低限のコミュニケーション能力を兼ね備えていないといけません。その点に自信のない人はビジネスの世界で独り立ちはできないでしょう。
フリーランスになってみてどうか?もう固定給はご勘弁くださいという感じです。どれだけ頑張っても能力の低い人より低給与というのは苦痛でしかありません。
自分の能力を客観的に見れば何をすべきか分かる
フリーランスというと、デザイン・プログラム・ライティングを推奨している記事が多い。
しかし、それらを固定概念化してはいけません。
例えば、
「エアコンの取り付け取り外し」だけを完璧に極めて、8,000円でサービスをする。
都心部なら引っ越し需要が高いので、十分に副業として成り立ちます。
「メイクアップ」が得意なら、メイクの下手な女性や男性にメイク技術を提供する。
ブサイクなホストを格好良くしてあげることができれば、1万円超えのサービス料金でも成り立つかと思います。
自分のスキルをSNSで発表し、実績を積み上げていくことで、副業が本業へと成っていきます。
フリーランスでやっていきたいなら、一つの技術をとことん磨く。
それがフリーランスへ向けての第一歩です。そして、お遊びレベルの技術で満足しないこと。
すでに客観的に見て、高水準の技術を持っている自信があるなら、案件の取り方について考えましょう。
会社側が何を求めているのかを理解する
フリーランスがどうやって仕事をとるのか?
フリーランス案件の取り方に関しての質問もよく見かけます。
ずっと雇用されてきた人は、経営者目線に欠けている人が多い。
あなたが経営者だったら、どんな人材に仕事を頼みたい?
・安さ重視
・スピード重視
・技術力重視
・人柄重視
・保守性重視
・提案力重視(=高い情報リサーチ力)
・実績重視(=知名度)
上記の中であなたのウリはどれでしょう?
「安さ・スピード・技術力」がウリポイントなら、システム会社に依頼した時の見積もり目安と、あなたのサービス価格を比較したものを公開すればよいのです。
「人柄・提案力」に自信があるなら、「月額1万円であなたの会社のITコンサル引き受けます」といったサブスクリプションを目指すのもよいです。
中小企業のIT化が遅れているのは経営者が高齢者であることが多いからです。最初の3ヶ月は無料サービスをする覚悟で!高齢の経営者をターゲットにアピールしていきましょう。月に1、2回だけ相談に乗るサービスです。脱ハンコや脱FAXが話題の今が旬です。既存社員に対してのグチを聞いてあげたり、質問をして会社の内情を探って、改善案を提案して合理化を目指します。
信頼が金を生みますので、最初は身を切って信頼(こいつ役に立つなぁと思わせる)を得ることに専念しましょう。最終的には「あなたがいないともうダメ」という状況になるまで合理化を図れると大成功です。
「実績」がある人はお得意さんが既に複数いると思うので、何も心配いりません。
会社側がフリーランスを活用することのメリットを知らずして何を知る
経済産業省の資料によれば、フリーランスを導入済みの企業アンケートでは「今後フリーランスの活用を減らしていく」と回答した企業は1社もなかったそうです。理由は単純にコストパフォーマンスがいいからです。
一つの技術に対して一人の社員を雇えば年間最低でも300万円の人件費がかかります。常駐の必要がないのに常駐している技術者が問題なのです。仕事量によっては常駐が必要な場合がありますが、そうでないケースは意外と多いと考えられる。
常駐の必要性がない場合は、外部委託でフリーランスに振ることで人件費コストが大幅に削れるのです。企業の多くはムダが多く、合理化を図ってスリム化する必要があるのです。これを近年は「経営をデザインする」と表現したりします。
古臭い固定概念に縛られた企業をこじ開けるのは大変です。年老いた経営者ではなく、社内の新しい技術に関心を持つ方と連携をとって、革新への支持率を増やしていき、満を持したら提案をする。そういった戦略も有効だと思います。
フリーランスは能力が低いと本業としては成り立たない
フリーランスを副業として、月に2、3万ほど稼ぐならスキルの高さは平均で十分です。しかし、20万以上稼ごうという場合は、平均値を超えるスキルと提案力が必要となります。
提案せずして企業から案件はもらえないし、スキルが低ければ役に立たない。
最初に立ち返りますが、
フリーランスは目指すものではなく、
自ずとフリーランスになってしまうもの
まずは会社で8時間の強制労働することで、社会経験と技術磨き。
何事も考えながら仕事をすれば、その苦労は自分を成長させます。
無思考労働では何も実りません。
新卒でフリーランス?Youtubeごっこでもやってなさい。
企業と仕事をするなら社会経験を積んだ上で。
人の能力は知識欲で決まる