現実は法を重んじるLawの方向性へ。真・女神転生3大思想の世界観で自分の立ち位置を確認してみる

2022-07-27    609   1527 この記事はYoutubeにて同じ内容のものが公開されております



ロウ・カオス・ニュートラル 3つの思想に分けて考えみる。

ロウは規則や秩序を重んじる監視社会の全体主義寄りの思想
社会を維持し人々を護るけれど、それに反する者や適応できないモノには容赦がない(マスクしない人には冷たい社会・権威主義が優遇?)

カオスは情念や自由を重んじる個人主義寄りの思想
それぞれに自由や権利があるけど、それに対しての責任はすべて個人にある。弱い奴らは踏みつけにされても文句言えない(アナーキー優遇?)

ニュートラルはその中間で秩序の元に自由がある事を求める自由主義的な思想
今の人間社会に最も近いけれど、それ故に腐敗や行き詰まり易く、それを正してゆく思想、精神的強さが求められる
一番クリアが難しい中庸の道です。

これは真・女神転生というロールプレイングゲームの設定。
ゲーム自体はやったことがないのですが、世界観がどこか現実的で興味深いです。

ロウは法律という意味あい
カオスは混沌という意味

ロウはメシア教
カオスはガイア教を信仰しています。

<メシア教>


救世主(メシア)の出現を信じており、その力によって世界が救われることを信じている宗教。「信じるもの 皆 救われる」と謳う。秩序を重んじ、すべては法の下に管理されるべきであるとしている。基本的には物静かな態度で慈悲深く、人々に教えを説いていくような口調で他人と接するが、法に従わない者や救世主の出現を否定する者に対しては非常に厳しい態度を取る。(自粛警察を思い起こさせる設定)完全なヒエラルキー階級の下に成り立っており、秩序と平和はあるが個人の自由はないに等しい。統制された世を乱す悪魔は彼らにとって邪悪な存在となるため、悪魔との共生を考えるガイア教とは対立している。

<ガイア教>


秩序や階級に囚われず、自然と一体化することを重要視している宗教。「生きる者はいつか死ぬ 形あるものはいつか壊れる」と謳う。差別も区別もなく、管理を否定し全てのものと共存しようとしている。(無政府主義)そのため現実的かつ実利的で、力のない者に価値を見出さず救いの手を差し伸べない。基本的に実力至上主義の団体で、自由はあるが秩序は存在していない。(北斗の拳の世界観?)悪魔の存在を許容し共生していくことを考えているため、メシア教とは真っ向から対立している。混沌を重んじるというところからくるのか、ヤクザや反社会的な人物も多く、口調や物腰は荒々しく乱暴で暴力を振るうことも躊躇しない。

一人ひとりに属性という設定があります。
この設定を聞いて、現実社会の自分は一体どのポジションなのか?考えてみてください。

<属性>


秩序を重んじるロウ(Law)、
自由と混沌を重んじるカオス(Chaos)、
どちらにも属さないニュートラル(Neutral)
が思想を象徴する横軸として、

さらに
建設的で前向きなライト(Light)、
中庸のニュートラル(Neutral)、
邪悪で破滅的なダーク(Dark)
が性格を象徴する縦軸として設定されている

・破壊と創造、殺戮と粛清の表裏を併せ持つ「天魔(破壊神)」はLight - Chaos。(サイコパス)
・法と秩序を絶対のものとし、献身的に働く「天使」はLight - Law。(従順)
・秩序を強いるが、それが邪で道徳的でない「邪神」はDark - Law。(偽善)
・悪意に満たされ何にも従わず、傍若無人な「魔王」はDark - Chaos。(極悪)
・奔放で無邪気、気まぐれで人に近い存在の「妖精」はNeutral - Neutral。(聖道)

「ロウ=善」「カオス=悪」と見られがちだが、あくまでも「ロウ=秩序」「カオス=混沌」というそれぞれのスタンスを重んじているに過ぎない。

現実社会はロウの方向性に向かっており、ロウが強い印象。

カテゴリ: 政治

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