これまで身を潜めていた香川発の希少糖Dプシコースの大量生産が2019年秋ついに始動!なぜアメリカ市場から!?

2019-07-02    706   1788

希少糖Dプシコース



2014年頃だったか、テレビ番組で「香川大学が希少糖を作り出すことに成功」的な情報を目にしました。
希少糖(レアシュガーとも言われる)という言葉は初耳で、これが出回ったらスゴイ!
これ世紀の発見じゃないのか?と当時は衝撃を受けました。

衝撃的な希少糖の特徴!まさに夢の糖Dプシコース


希少糖は50種類ほどあるそうで、香川大学が作り出すことに成功したのはDプシコースというもの。
よく聞くキシリトールも希少糖のひとつです。ちなみにキシリトールを普及させたのはフィンランド。
ただ、キシリトールは虫歯を予防する効果以外に大それたことはありませんでした。

しかし、日本の香川が作り出したDプシコースはもっと画期的な糖!
特徴1 自然界に少量しか存在しない単糖(たった1グラムで1万円の価値)
特徴2 カロリーがゼロに近い(食べると痩せる?肥満を抑える働きを持つ糖)
特徴3 むし歯にならないとされている
特徴4 甘みは砂糖の7~8割(キシリトールは砂糖と同様。この部分は負けています)

奇跡を起こして希少糖を作り出した香川大学


なんと香川大学のキャンパスの土から、ある酵素を見つけ出し、
その酵素が、自然界に多量に存在する果糖をDプシコースという希少糖に変える作用を持っていたのです。

みんながよく口にしている砂糖は「果糖+ブドウ糖」で出来ています。
その果糖が特殊な酵素により、1グラム1万円の価値である希少糖に変えられるようになったのです。

砂糖は、虫歯になるし、カロリーも高い。甘くて美味しいだけに中毒性もあるやっかいなもの。
しかし、希少糖ならたくさん食べても大丈夫なのです!しかも太らない!これが出回れば世界が大きく変わります。

発表からこれまで鳴りを潜めていた希少糖に疑惑…


こんなにも素晴らしい糖が発見され、期待に胸を膨らませていましたが、2014年からこれまでに全くブームが起きませんでした。

たまにスーパーで「希少糖入り」の商品を見かけましたが、原材料を見ると極わずかな量しか含まれていなさそうな悪徳商品ばかり。「希少糖含有シロップ」というワードだけでは、希少糖の含有量は不明です。ごくわずかな含有量でしかないのは明白です。

なぜそう分かるのか?商売する側の気持ちになれば分かります。
希少糖だけの商品なら「希少糖100%」と商品に記載したくなるはず。
書けないということは、その商品は偽物なのです。

1%の含有量でも希少糖を謳えることを利用し、騙されやすい人をターゲットにした商品ということです。

そんな希少糖のバッタもん商品しか流通していないということは、まだまだ希少糖は価格が高いのでしょう。
しかし、2019年3月。ついに「希少糖量産スタート」の情報が飛び込んできました。

香川発Dプシコースを最初に売り出す市場はアメリカ


香川大学は兵庫にある「松谷化学工業」と手を携え、希少糖の量産技術をようやく確立。
いや、あるいは利権絡みのことがようやく整理がついたのかな(笑)
こういった金になる世紀の発見は、誰の元に利益がいくのか。そんな利権争いが繰り広げられるそうですから。

ちなみに開発に成功した時の2014年頃の記者会見ではgoogleも香川大学に来ていたそうで、アメリカも注目しているということが分かります。

そして、今回発表されたのは、アメリカの「イングレディオン」というメーカーと共同で、メキシコに工場を建設するということ。
2019年秋に世界初となる「純度100%のプシコース」の大量生産を始め、2020年から砂糖の代替品としてアメリカで販売する計画だそうです。

松谷化学工業は、「大きな市場があるのでアメリカを最初のターゲットとした」と利益追求一直線のコメント。日本は後回しになるようです…。日本ではバッタもんの希少糖商品で国民をコケにして、アメリカで「純度100%のプシコース」を発売です。

ひょっとしたら、もうこの世紀の大発見は既にアメリカの利権になっているのか!?そんな気さえしてきました。非常に残念ですが、日本にまともな希少糖商品が出回るのは、何年後になるのか未定です。

実はDプシコースと人工甘味料は似てる?


清涼飲料水によく含まれている人工甘味料の「アスパルテーム」「スクラロース」「アセスルファムカリウム」。実はこの添加物もカロリーがかなり低く、虫歯にもなりません。甘みに至っては砂糖の200倍以上なので、微量でも美味しくなるという優れもの。

希少糖と人工甘味料の大きな違いは、天然か人工的かということ。
希少糖Dプシコースは天然ですから副作用の懸念がなく安全性が高いです。
では、食品添加物の人工甘味料はどうかというと、「副作用の可能性があるかもよ?」という噂がある程度です。

流通している食品の食品添加物は、ADI(一日摂取許容量)の100分の1しか食品に含まれていないのでおそらく大丈夫でしょう!てなわけで、希少糖Dプシコースが日本に出回るまで、人工甘味料で我慢しますか…。

(文=フリーランス広告デザイナーM2NET

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