パソコンを購入する際に必要な「HDDのパーティション」の知識。ハードディスクは壊れやすさNo.1だからリスクを減らそう
2019-09-27 731 1869▽パソコン故障の原因No.1はハードディスク(HDD)
▽パーティションをするとハードディスクが故障してもデータが助かる
▽パーティションをするとパソコンの動作がよくなる
▽パソコン購入の際にパーティションを確認しよう
▽パーティションをするとハードディスクが故障してもデータが助かる
▽パーティションをするとパソコンの動作がよくなる
▽パソコン購入の際にパーティションを確認しよう
今回もITリテラシーを高める為に重要な知識を綴ります。
まず、パソコンが故障した時、どの部品が一番壊れる可能性が高いのか?
それはハードディスクドライブ(HDD)です。
そしてタチの悪い事に、ハードディスクが壊れるとデータが元に戻りません。
極稀に戻せる可能性がありますが、基本戻らないという認識です。
パソコン故障の原因No.1はハードディスク(HDD)
ハードディスクはずっと回転している部品で、DVDのような円形ディスクが高速回転しており、ディスクと読み取りヘッドの隙間はなんと10ナノメートル。

10ナノメートルは0.000001mmで、肉眼では分からない隙間。ディスクが回転している時に、パソコン本体に足がガンッと当たったとします。すると、ヘッドが強くディスクをこすって傷を作ってしまう恐れがあります。傷ができたら一巻の終わりです。保存していたデータが全て認識できなくなってしまうのです。
パソコンは精密機械ですので、衝撃を与えてはいけません!
パーティションをするとハードディスクが故障してもデータが助かる
まず、パーティションにより故障時にデータが絶対に助かるわけではありません。あくまで助かる見込みが高まる程度です。
ハードディスクのパーティションを3つにすると下記のようなコンピュータ(PC)の表示になる。

ハードディスクのパーティションをしていない場合は下記のようになります。

なぜ、パーティションが大事なのかというと、2つの大きな理由があります。まずひとつ目は、故障した時のリスクを軽減するということ。
パーティションをするとパソコンの動作がよくなる
そしてぜひ理解していただきたい2つ目の理由。下記のようにドライブの役割を分けるという発想です。
・CドライブはOSとインストールしたソフトを保存する場所
・その他のドライブ(Dドライブ、Eドライブなど)は写真・音楽・動画を保存する場所
このように役割分けることで、故障時のリスクを軽減するだけではなく、パソコンの動作も軽くなります!個人的には下記のように分けています。
・CドライブはOSとソフト
・Dドライブは仕事用のデータ
・Eドライブは個人用のデータ+キャッシュデータ※
※キャッシュデータとは、ソフトを使い続けることで溜まっていく履歴のデータです。例えばブラウザでネットを見ていると、ブラウザに画像や動画が表示されます。その画像や動画のデータが蓄積されていくのです。これを「キャッシュが溜まる」といいます。定期的に削除をすることで動作がよくなります。
「なんか最近パソコンが重くなった」これはよく起きる症状なのですが、キャッシュを削除するだけで直せる可能性があります。よくネットで動画を見ているという方は「ブラウザ キャッシュ削除」で検索をして調べてみてください。
ノートパソコンの場合は近年、SSD※とHDDのコンビネーションのおかげでパソコンの起動が早くなりました。それは下記のような役割分担しているからなのです。
・Cドライブ(SSD)はOSとソフト
・Dドライブ(HDD)は写真・音楽・動画を保存する場所
※HDDは大きい回転型の部品ですが、SSDは板上のコンパクトな部品です。コスト以外ではSSDが全て優れています。
パソコン購入の際にパーティションを確認しよう
パーティションは基本的にパソコンを購入してすぐに行うものなので、既に使い込んでいるパソコンはそのまま使用し続けるのが無難です。
パーティションの方法は下記サイトをご参考ください。
ディスクの管理 でHDDパーティションを分割・結合する方法
現在パーティションされていない人の対策方法
ズバリ、外付けハードディスクを使うのがオススメです。

オレンジ色の文字に注目!CドライブはOSの構成データが入っているパソコンの核となるドライブです。そのCドライブの空き容量が半分を超えると、パソコンが徐々に重くなっていきます。
Cドライブ容量不足の原因と対処法
しかし、外付けハードディスク(外付けHDD)も意外と故障しやすいので、さらにもう一つ外付けHDDを用意して、定期的にバックアップをとる。これに勝る安全策はありません。重要なデータが軽いものならgoogleドライブなどのクラウドに保存すれば大丈夫です。