動画編集のセンスが悪い人がやりがちな不快にさせる余計な編集3パターン
2021-04-19 815 1982 この記事はYoutubeにて同じ内容のものが公開されておりますクリエイティブは造り手がセンスの良い人なら見ていて気持ちが良いが、
センスの悪い人が作ったものは多くの人を不快に感じさせます。
B層向けのバラエティー寄りでどうでもいい内容の場合は、にぎやかしに効果音を入れてますが、まともなジャンルである情報配信では、余計なラッパの音とかチーンとか太鼓の音とか挟まなくてもいいんです。そこを混同してはいけません。特に太鼓の音(デデンッ)を多発させているケースを頻繁に見かけます。本当にしつこくて不快です。
情報配信でB層向けの動画編集は愚の骨頂です。
B層向けと情報配信は相容れない別世界なのです。
1、語りの動画なのにBGMを入れたがる(肝心の声が聞き取りにくい)
コンテンツがお話メインなら、話の内容をしっかり伝える為の行動をとるべし。
ポイント1…ボリュームに気を付ける(小さくて聞こえづらいところを補正)
ポイント2…話のテーマがしっかり分かるようにテロップをつける。
ポイント3…省いた方が良さそうなところはカット編集する。
ポイント4…テーマにあったBGMをうっすら流すかどうかを考える。(※基本はBGM不要)
ポイント4のBGMは基本的には不要です。終始お話がメインのコンテンツは情報が主であり、BGMによって内容が聞こえづらかったり、テーマに沿わない選曲の場合は気が散って話が頭に入らなくなります。
例えば、深い哲学の話でラストのクライマックスの結論に向けて壮大な曲を流す。これはアリで、むしろBGMが必要なケースです。別に内容がフワフワっとしていて他愛もない世間話なら、気楽なBGMを流す。これもアリでしょう。しかし、スキルの教育系や健康・政治・ビジネスなど真剣な内容の場合は聞き手が集中しないといけません。この場合にBGMを入れる編集は、内容を自ら壊していると言っても過言ではありませんので、注意が必要です。
2、効果音の使用率が高い(やたらと挟んで編集しました感を出す)
大手配信者への憧れが強い人がやりがちな効果音の多使用。時々の使用なら違和感を感じないのだが、しつこいくらいに効果音を挟まれると不快になります。もちろん、不快な動画だなと思ったらストレスになりますので、すぐに他の動画へ移ります。
デザインの世界では、繰り返し部分に派手なデザインは厳禁。繰り返し部分はあっさりしたテイストでないと、他の内容に視点が届きにくくなったりします。
配信の演者が動画編集を外部に依頼したとします。おそらく編集する側は、依頼者に編集したアピールをする為に効果音をたくさん挟んだり、BGMを入れたりすることで、依頼者が満足して無事に納品となる。そんなケースもあるでしょう。その場合は、依頼者がとんだ勘違いをしているということになります。
自分の動画を客観的に見て、効果音がしつこいなと感じたら、反省して次に活かしましょう。
3、オープニングを全動画につける(みんな飛ばしてますよ)
これもチラホラ良く見かけますね。やはりこれも動画編集を外部に依頼しているケースに多いと思われます。依頼をされると動画をいろいろ加工しないと仕事した感がなく、つい余計な加工を盛りだくさんにしてしまう。編集する側が苦労をして、出来上がった動画も不快なものになる。良いことが何一つありません。
依頼者が明らかに間違ってる注文をしてきたら、しっかり提案でお返ししましょう。例えば、広告デザインの業界でよくあるクライアントの要望「電話番号をもっと大きくしてくれ」。これには「テレビCMで電話番号が一番最初に出るなんてことありえますか?そうではなく、伝えたい内容をしっかり強調することが最優先です。」と、造り手の意図・理屈を伝えるべきです。
依頼者の間違った認識をプロがしっかり理屈で説明をするのは、失礼な行為ではなく提案責任です。それがプロの仕事というもの。専門家が素人の意見に従うのは変でしょ?
オープニングは極力短く3秒くらいにとどめておくのが無難です。10秒とかだと確実に見る側はスキップしています。上げられる動画に毎回同じ長ったらしいオープニングなんて、見るわけないじゃないですか。そういうのを「しつこい」というのです。何でもしつこいと嫌われますよ…。
どうしてそれをやってしまうのだろうか…。なんだろう、毎回オープニングをじっくり見るタイプなのですかね。邪魔くさいと感じたことがないなら、それは仕方がないです。多分オープニングフェチなのでしょう。少数派だと思います。
というか動画編集を外部に依頼する人は、動画編集に無頓着なわけで、やはり編集する側が内容に合わせた編集をし、不快に感じさせる動画を世に生み出さないようにすべきです。
「動画の意図、内容をしっかりユーザーに伝える」
このことだけに集中することが大切です。