冬に餅、夏にそうめんを食べる理由は陰陽学からの派生【名作ドラマ「ホ・ジュン」から学ぶ東洋医学】

2022-05-06    608   1524 この記事はYoutubeにて同じ内容のものが公開されております

陰陽学


今回は素敵な東洋医学の世界にいざないます。
東洋医学の名作ドラマ「ホ・ジュン」より、台本の一部を読み上げてから解説します。

ホジュン 伝説の心医 エピソード12より
なぜ人は病にかかる?
体に異物が入り、陰陽の調和が崩れるせいです。

では陰陽とはなんだね?
陽は太陽の気で、天に昇る熱い気。万物を育む性質があります。
陰は大地の気で、万物を生む性質を持っています。

では人体のどこが陽で、どこが陰だと思う?
背中と皮膚が陽で、腹部と内蔵は陰となります。

もっと詳しく述べよ
五臓である肝・心・脾・肺・腎は陰
六腑である胆、小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(リンパ管)は陽です。

では冬に米を食べ、夏に麦を食べる理由は?

分かりません。

冬に米を食べるのは天地が陰の気になるから、夏に育った米で陽の気を補い陰陽の調和を保つため。
夏に麦を食べるのはその逆。

東洋思想の陰陽学。
なんでもかんでも陰と陽に分けようみたいな思想で、
男は陽、女は陰。方角の北が陰、南が陽。五臓が陰、六腑が陽だそうです。

現代医学では五臓に膵臓が含まれていないじゃないか。
六腑の中の三焦(リンパ管)を含めるのはおかしいだろ。
というこで、「五臓六腑」ではなく「六臓五腑」ということになります。

しかし、それは大したことではないのです。
自然界にあるそれぞれ木(肝)、火(心)、土(脾)、金(肺)、水(腎)に対応するとして、それらは互いに関連性をもって生態が維持されているという考えだからです。それぞれの臓はときには助け合い、ときには制御しあって生態を維持している。そして、バランスが崩れた時に体調が悪くなったり、病気になったりすると言われています。

食べ物に関しては、冬に小麦ができて、夏にお米ができるわけですが、陰である冬に夏にできたお米でお餅を食べる。陽の気が強い夏に冬にできた小麦でそうめんやそばを食べる。この風習は陰陽学が元にできたものです。

もちろん東洋医学が正解というわけではありませんし、西洋医学にも弱点が大いにあります。ただ、西洋医学が東洋医学を無視していることに疑問を感じます。

東洋医学は西洋医学よりも20倍くらい長い歴史を持ち、命がけて進歩させていった感があります。昔は医者の身分は高くありませんでした。御えらいさんが病気になったら、強制的に連れて行かれ、治せと言われ。直せれば褒美は弾むけど、失敗すれば大きな罰を受ける。王様の主治医ともなれば、失敗すれば極刑です。死にものぐるいで研究が進められ、多くの人が失敗で命を落としたことでしょう。そういった意味でも貴重なデータじゃないの?思うのですがね。

ホジュン 伝説の心医 エピソード12より
(徳の高い医者が野心家の若手医師に問うたシーン)
医者になるには1592の薬種を覚え
甘味・酸味・辛味・苦味・塩辛さの五味とそれが体に及ぼす影響を知り、
怒り・喜び・悩み・憂い・悲しみ・恐れ・驚きの七つの感情を知る必要がある。
だがそれを知っていても、もっと重要な一つを知らねば医者にはなれぬ。
それは矜恤(きょうじゅつ)。
病に苦しむ患者を哀れみ、思いやる心だ。

え?それが科挙に出るのですか?

科挙など関係ない。医者なら胸に刻んでおけ。
医者にも様々な人間がいる。
ろくに診察もせずに薬を出す医者
医書通りの薬のみを与える医者
高い薬を売る医者
患者の苦痛を顧みず、貧しいからと見捨てる医者
健康な者を病と偽り、薬を売る医者
そなたはどんな医者になりたい?

このドラマは師匠から教わった「心医」を志す物語。
腐敗した現代医療と医師へのアンチテーゼと思われるセリフが出てきます。

思いやる心のない医者。
いますよね。精神科にろくに診察もせずに薬を出す医者
ほぼ全員そうですよね。医書通りの薬のみを与える医者
大病院の典型的パターンですよね。健康な者を病と偽り、薬を売る医者。
昔から会社勤めの割合が圧倒的に多い男性は会社の命令で健康診断にいく。
なのに、平均寿命は男性の方が短い。違和感を感じますね。

癌だと言われて、自分で治して医者に見せたら、
「癌じゃなかったのかもしれませんね」「奇跡ですよそれ」ってね。

医者なら聞けよ。どうしてその治療方法信じたの?理論を教えてください。と、賢い患者から学べよ。と思うのですが…。

傲慢な医者・科学盲信の医者が多すぎる。医療費が膨れ上がりすぎて、国が崩壊に向かっとるんです。高齢者が増えたせい?どうかな?怪しいものです。

20年前はピンピンコロリという言葉をちょくちょく聞きましたけど、全く聞かなくなりました。健康寿命を強く訴えなくなったメディア。昔は脳出血でコロリといけたのに、今は脳梗塞で麻痺して寝たきりが多いこと多いこと。

ピンピンコロリじゃ儲かりませんか?
寝たきりを増やしたほうが儲かるのかな?

医者は降圧剤で血圧を下げるのが大好き。冷えは万病の元という言葉を聞いたことがあっても、そんな訳ないと思ってるんですかね?ああ、そうですかエビデンスがないんですか?エビデンスというマニュアルがないと何もできないんですね。融通きかんなぁ。何のための高学歴やろ。

ということで、相変わらず盲信医者に対して当たりが厳しい輩でした。

カテゴリ: 東洋思想

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