がん治療でメンタルケアを最重要視する理由~心が穏やかになれば病が癒える【名作ドラマ「ホ・ジュン」から学ぶ東洋医学】

2022-05-07    57   72

がん治療


前回に引き続き、実在した東洋医学の天才・ホジュンのドラマより重要なセリフを紹介します。

ホジュン 伝説の心医 エピソード20より
医術を学ぶには人体を知らねばならん。
人体は宇宙と似ている。生命の根源は宇宙のそれと同じだ。
頭の円形は天をかたどり
足が四角いのは地をかたどる
天に四季があるように、人には四股(よつまた)がある
天に木・火・土・金・水の五行があり、人には五臓がある。
天に天地・東西南北の六極があるように、人には六腑がある。
天には九星があり、人には口・両目・両耳・鼻の穴・尿道口・肛門の九竅(きゅうきょう)がある
天には十二時があり、人には十二経脈が流れている
天には二十四節気があり、人には二十四癒がある
天が365度あるように、人には365の関節がある
病を治すには、まずは患者の心を癒すこと。
また患者が抱く、疑いや心の雑念を取り除き、心身を楽にすること。
人の心と天と一体化させれば、心が落ち着いて、穏やかになり、病が癒える。

関節の数が365というのは強引に当て込んだ感がありますが、そこは曖昧でよいのです。
要は、我々人類は「地球という生命体」の一部であり、そして宇宙の一部である。という思想。
この考え方を持っているか、持っていないかで考え方がガラリと違ってくるのかなと思います。

東洋思想に興味を持たれる方は、西洋文化の影響でおかしな方向に行き過ぎていると感じて、原点に戻ろうと考えます。このまま西洋文化や科学が進んでいけば、人体にICチップを埋め込み、最終的には肉体を捨てて、培養液に脳をプカプカ浮かべて、仮想世界で娯楽を楽しみ続ける?そんな意味不明の方向性に行きかねません。

もう十分すぎるほど便利になりすぎて、人間はもう分かっているはずです。別に科学の発展が幸福をもたらすわけではないと。むしろ発展のせいで、楽をして怠惰になって能力が衰え、過食と美食に狂って、病気になって化学治療と共に苦しみながら死を迎える。そういう人が増えているわけですから。どうしてこんなにストレスだらけの社会なのか?不景気とともに余裕がなくなって、自分勝手な利己主義が増えたからでしょうか。

台本のフレーズにありました。
「人の心と天と一体化させれば、心が落ち着いて、穏やかになり、病が癒える。」
人間の体と精神は、本能的に自然を求めているのではないか?しかし、現代は自然と離れていく一方。環境問題の取り組みはいつも利権に繋がる

「病は気から」というのは本質中の本質。

癌は治らない病気だと教え込まれている医者から、癌告知を受けた患者は衝撃を受けます。
絶望の不安と落ち込みから、がん患者には「適応障害、うつ病、せん妄」が多く見られるようです。

癌による死亡数を年々減らしている先進医療国のオーストリアでは、メンタルケアの施設が充実している病院が増えているようです。長閑な立地に病院を建て、温泉スパやフィットネスだけでなく、巨大遊園地のような施設を設けて、むしろ、癌になって良かったわー、ここでずっと過ごしたいと思わせるような充実ぶり。ストレスケア・精神をリラックスさせることを最重要視しています。

血流を良くして全身に酸素を駆け巡らせて、心が穏やかであればがん細胞は縮んで正常細胞に戻ります。
自然を感じましょう。食事後はすぐに外に出て散歩して、屈伸・伸脚・前屈・深呼吸。そこからです。

ホジュン 伝説の心医 エピソード25より
(名医の導きのシーン)
医書には個々の症状までは書かれていない。一般的な症状のみだ。
医書の処置がどの患者にも当てはまるとは限らん。
しかも、「鍼経」の著者はこの国の人ではない。
この国とは気候も食べ物も異なる。
医書に記された内容が絶対だとは言い切れん。
本を読むだけでは知識は身につかん。
読んだら深く考え、真の意味を理解してこそ知識となり得るのだ。

優秀な作家さんというのは人間心理に深く精通していて、本質思考ですね。
社会風刺を物語に巧みに取り込みます。

現代医療は統計を重要視しています。僕も統計は大好きで活用しています。
しかし、それはビジネスや人間心理の話であり、
医療となると統計+個々を見る力は絶対に必要ではないかと思います。
その個々を見る力が欠落しています。医療機器は優れて、医師は能力低下。

昔、アトピーが酷い子供を持つ母親のドキュメンタリーを見たことがあります。

どこの病院に言っても全然良くならなくてすごく悩んでいました。それはそうです。子供が寝てる時に掻きむしって身体のあちこちに血が出てるのですから。母親は寝ていられません。ご存知の通り西洋医学はアレルギーに対しては今もなお無力です。

言伝に母親の耳に、いい先生がいるよと紹介されて、行ってみると小さな小さな漢方のお店でした。疑心暗鬼でしたが評判のいい先生だということで、見てもらいました。韓国人の方だったそうで、子供の手を持って、脈診。「はい。分かりました。少しお待ち下さい」といって、その場で、複数の生薬を選んで薬を調合してくれました。その漢方により見る見るうちにアトピーが改善していったのです。
で、その先生がある日、ビザが切れたようで突然いなくなったから、母親がもう一度会いたいということで、テレビ取材班が韓国に探しにいくという番組でした。

東洋医学はアレルギーや慢性疾患への有効性が高いなと感じさせるエピソードです。そして、世の中には達人がいるもんですね。脈診だけで、そこまで分かっちゃいますか?と。逆に言うと、東洋医学はかなりの修行と経験を積まないといけないから、誰でもできる芸当ではなさそうです。

西洋医学は診断の簡略化・マニュアル化を導入して、ガイドライン治療の流れ作業で効率的に患者を捌く。という、まるで飲食チェーン店のようなビジネスの合理化が図られています。個々を診るという観念がありません。

だから、学んで真の意味を理解できる優秀な医師はクリニックを開業して、独立の道を選ぶのです。
個を診ることができ、東洋医学・西洋医学に精通している人が、真の医師。

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