フリーランスをする上で重要となる案件の単価について

2018-09-21    610   1526




フリーランスのクリエイターM2NETです。
主に広告デザインとWEBのシステム開発が得意分野で、
フリーでの活動は10年以上になります

今回はフリーランスをする上で重要となる案件の単価に関してお話します。

WEBデザイナーやプログラマーはフリーランスになる人が多い業種なので、
今後、フリーになることを目標にされてる方は結構いるんじゃないかと思いますが、
フリーランスは自分で仕事をとってこないといけないので、敷居が高いですよね。
要するに、人脈や営業能力が必要なのです。

そして仕事をとってくる上で絶対にやってはいけないのが、安請け合い。
これをやってしまっては後悔するだけです。
どんな商品でも相場を調べて、相場に沿って価格を決めるべきなのです。

やってはいけない安請け合いをやってる人が非常に多いのがフリーランスの現状で、
そもそも商売を知らずに商売をしてるんです。

昔、会社勤務していたときに、とある営業マンが安請け合いをしてきて、
経営者に「会社を潰す気か!」といって、怒鳴られてる人がいましたけど、至極当然の説法なんです。

最初に安く作ってあげて、次は高めに要求しようと思ってももう遅いです。
相手はまた、安くやってくれるものだろうと高を括ってきます。人の心とはそういうものです。
「この間は安くやってくれてありがとうね。次は高くしてくれてもいいよ。」なんてのは夢物語です。
安請け合いで商売を続けるのだったら、会社に属したほうが絶対にいいです。
フリーになる大義名分の一つは、給料より多く稼げることですから。

そういう意味では、技術者も営業を1年くらい経験しておくといいかもしれません。
技術者の営業っていうポジションありますからね。だいたい技術力が低い人がチョイスされるんですけど。
大した技術はないけど、知識はあるから営業のサポート役してくださいっていう。
逆に、技術者で営業力があったら完璧ですよね。
普通、会社っていうのは、開発と営業で成り立ってたりするので、それが1人で完結できるとなると、
立派な一人会社ですよ。私もそれを目指したいなと思ってます。


あと、人脈があるからといって、安請け合いしてはいけません。
友達だから安くやってあげるとか、問題外!逆ですよ。知り合いが飲み屋を開業したらたくさん注文してあげなきゃ。
たくさんお金を落としてあげましょうよ。
タダ飯なんて食わせてもらったら、その店潰れるよ?タダの赤字でしかない。
「友達だから安くしてくれるよね?」って言われたら、もうそこで友達関係は終わりにするか、取引を持ちかけてください。
今回安くしてあげたら、あなたは私に何をしてくれるの?と。ケチ臭いですけど、そう言わないと見返りがないのも事実です。
さんざんお世話になってきた相手なら、恩返しをするのは人情味があって素敵なことだと思いますが、
ただただ、知り合いだからといって、旨味を求めて来る人とは距離を置いたほうがいいんじゃないかと。

大成功を収めてる時は話は別ですがね。その時は大盤振る舞いしてもいいですけど。ただし感謝はされないでしょう。
嫉妬されたり、おこぼれに与(あずか)ろうと、無能な人が寄ってくるだけです。人というのはそういうものなのです…。
大盤振る舞いも安請け合いも結局感謝されないので、やっても損するだけだと強く認識しておきましょう。

あと、注意してほしいのが、見積もりは即答しないってことです。
経営者と直で打ち合わせしてる際、「サイト作ってほしいんだけど、いくら?」って聞かれた場合は、絶対に即答しないこと。
即答で答えると損することが多いです。顔を合わせてるとね、サービス精神が出ちゃうことがあるんです。
安く見積もると喜んでくれますから。ただ、そのあとは後悔しかありません。
この案件面倒くさいなー、やりたくないなーってなります。

そもそも、見積もりっていうのはそんな簡単に出せるものではないんです。
内容の構成や文章は誰が考えるのか、写真撮影はするのか、ページの規模と内容量はどのくらいなのか、
これらが把握できない限り、詳細な見積もりは求められません。
なので、「いくら?」と聞かれたら、「後ほど、お見積りをメールでお送りします。」と返答した方がいいです。
持ち帰って、制作会社のサイトいつくか見て、相場を調べてから慎重に見積もりを作成してください。

私の場合は相場より少し安い価格で商売しています。
制作会社は人件費や人材を維持する為の求人予算のことも料金に含ませてたりするので、はっきりいって高すぎるんです。
その変わり、連絡がしっかり繋がるとか、担当の人が辞めても変わりの人が引き継いでくれるとか、そういう安心感のメリットがあります。
でも、フリーランスに発注するというのは、企業側からすると少し不安ではあるんですね。そういう意味では。
システム系の案件はフリーランスに発注するとよく頓挫するって聞きます。
なので、その分相場より少し安くする必要性はあると思います。
相場より少し安いというだけで、企業側にはメリットがあるわけですから、案件はとれるはずなんです。簡単ではないですけどね…。


まとめますと、安請け合いはダメです。見積もりは即答しない。
この2点は商売の基本として、最低限抑えておいたほうがいいと思います。

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