参政党拡大の肝!理念に沿えない支持者は足を引っ張る。組織づくりができる人材が求められる

2022-07-22    609   1526



吉野先生は政治家は本来経営者がなるべき。ということをおっしゃられています。僕もその考えに共感をしていて「組織づくりができる人材を求めている」という解釈です。組織というものを理解していて、大将の器を実際に持つ者が各地方の支部の長になれば、盤石なわけです。

今回は組織作りというテーマ。ビジネスへの関心なくして、政党を強くできると思ってはいけません。個人としても一生会社にぶら下がっていくつもりですか?ビジネスに関心を持つことで真の自立ができるのです。

日本古来有の精神「大和魂」を志していて、さらにユダヤ人のように商売上手。これが知識人の中で、これからの流行りです。苦手なジャンルでも耳を遠ざけずに聞いてくださいね。

出来上がったばかりの政党はどのように人材教育をすれば、強い組織を持てるのか。強い中小企業はどこに秘密があるのか?

僕は人を雇ったことがありませんので経営者ではありませんが、30社以上の中小企業を渡り歩いてきて、いろんな会社の体質、経営者を見てきました。その中でも尊敬できる経営者はわずかです。

まず、はっきり分かるのは経営者が社内でカリスマ的存在で、社員が一丸になっている会社は強い。

「経営理念」をしっかり社員の頭に刷り込んで、ブレさせないこと。これは経営学では基本中の基本です。分かってない人には「あっそ理念とかどうでもいいよ」と思うかもしれません。僕も若い頃はそう思っていました。経営理念を作る目的は、社内全体にたいして企業が守るべき強い信念を伝え続けること。

社員の数が多くなったら、まとめるのが大変になります。だから理念を刷り込んで忠実にさせなければいけない。これは統治する側の観念であり、統率をしっかりとるにはどうしても全体主義っぽくなってしまいます。

組織がしっかりしてる強い会社に、何社か遭遇したことがあるのですが、強い会社というのは「宗教っぽい」ところがあります。経営理念に共鳴した社員たちが目をキラキラさせて、大きい声で朝礼をして、すごく前向きで、活気があるのです。宗教というより、本気で国体を目指してる部活動のような。えっ?会社でこんな青春時代のように輝きながら働いてる人いるの?と、驚かされます。

そして、そんな会社の経営者はものすごいポジティブ思考で、経営理念をすごく大事にしていて、時折社員を集めて、理念を大きな声で読み上げさせたり。売上には非常にシビア。目標を常に立てて、達成出来なければ「反省点はどこ?」と厳しく問うて、おかしなことを言えば、容赦なく降格処分。その代わり他の社員にチャンスが巡ってくるので、それはそれで活気は維持されます。

10人未満の少数精鋭の企業は、組織構造が不要。経営者がリーダーとして成り立っていれば問題ありません。しかし、大人数の会社となると人材育成に力を入れて、幹部を育て、経営者が幹部に「権限委譲(けんげんいじょう)」しなければいけません。
それで上手く回ることで初めて組織と言えます。権限委譲は分かりやすくいうと、あなたにここの店舗は任せます!ということ。権限の一部を部下に分け与えること。これが非常に勇気がいるのです。経理を部下に任せきって、裏切られて崩壊する会社もあります。よほど信頼できる人にしか任せられません。最初は全然うまく行かなくても、リーダーの素質があるかしっかり見極め、見守るか、降格させるか、経営センスが試されるシーンです。

端的にまとめると、全員に同じ理念・信念をしっかり刷り込んで、一丸にさせることで強い組織ができていく。経営者は尊敬されるカリスマ性のある人か、あるいはちょっとドジなところがあってもポジティブで器が大きくて人間力が高い人。

ちょっと前に、キリスト教の元祖、免罪符のセールスに関してお話しました。これも政党の規模拡大の参考になるかと思います。

良心の呵責に悩む人が昔は多かったのでしょうか?例えば、幼い子どもを自分の悪い行いで死に追いやってしまった。親の悲しみのことを考えると辛くて仕方がない。いつまでもそのことを考えて、過去を悔やんでしまう…。そこで、キリスト教徒が「この免罪符を買えば、犯した罪を神は許してくださりますよ。」とセールスしました。

布教させるのに大事なことは、「これは本当にいい商品なんです!」と心の底から思って、紹介することで相手の心が動かせる。崇高なる経営理念がしっかり頭に刻まれてる人は、心の底から社会貢献の為に商品を熱心に紹介できるのです。

ずる賢くて要領のいい人も実績は出せますが、いいお客さんにはなりません。本当にいい商品なのだと伝えて、お客さんを本物のファンにさせることで、口コミでどんどん広がるようになる。これが理想です。

今の時代は押し売りはマイナス効果になりがちなので、時代に沿った広げ方をしないといけないわけですが、セールスの本質を知るという意味で、免罪符の件をお話しているのです。

大企業の社風はそれほど宗教っぽさはありません。利権団体ですから、圧倒的な資本による広告宣伝とネームバリューで商品が売れます。しかし、中小企業は宣伝広告費もネームバリューもないから、なんとかして口コミを広げていく方法論が求められます。

信者って言われることをすごく嫌がる人がいると思います。ジャニーズが好きすぎる人は、はたからみたら明らかにジャニーズ信者なのです。

今も参政党のことで頭が一杯という方が多いでしょう?勢いを失いたくないといって、悪く言う人にイライラしたり、良いことがあれば幸せな気分になったり。それも、はたから見たら信者に見えなくもありません。しかし、熱狂的になるのは悪いことではありません。政党としては熱狂的な支持者がいるのは非常に心強いことです。ただし、参政党の理念に沿ってくれていればね。ここが重要だと考えています。ちゃんと理念に沿ってください。沿ってくれない熱狂的な支持者は、逆に参政党のイメージを悪くしてしまうのです。

今回のお話。政党のことを中小企業に例えることに違和感を感じられるかもしれませんが、政治はビジネスの面が大いにあると思います。上の連中はみんなビジネスをやっていると思います。やつらは多くの大企業を束ねている財閥の一味だったりします。ネームバリューで殿様商売ですから、選挙活動なんてしなくても自動的に投票されるので、政治家からはビジネスらしさを感じさせませんが、裏では利権という最強のビジネスが動いてます。権力=金。それが資本主義ですから。

参政党の支持者が商売上手なユダヤ人のように、ビジネスに関心を持ち、地方で様々な業種の起業をする。農業のベンチャーなんかは魅力的ですね。基本的に集客に失敗すると会社は潰れます。で、その一番難しい集客の部分を参政党はチャンネルの登録者数が多いので、それを活用して、党員が興した会社の宣伝に協力する。これは中小企業にとって非常に大きい助けになると思います。そういう流れがうまく実現できたら、各地方に認識共同体が集う街ができそうで、理想的なんだけどなあ。しかし、これは長期的な方法論ですね。

短期的な作戦だったら、ごぼうの党みたいに、インフルエンサーに金を配ってのSNSマーケティングしかないかもしれない。急激に支持者を増やしても、すぐに離れる支持者しか集まらないで、対症療法みたいなやり方ですがね。必ず副作用が伴います。

今日のお話は、なにかのヒントになればいいなと思ってのものです。

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カテゴリ: 政治

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