本を読むとバカになる!筆者を信頼しすぎて自分の頭で考えなくなる。本を書く側の自己顕示欲の強さにも着目

2022-03-04    683   1673 この記事はYoutubeにて同じ内容のものが公開されております

本を読むとバカになる


「本を読むとバカになる」
1800年代の哲学者・ショーペンハウアーが残した言葉。

「本を読むとバカになる」と聞いて、
「あーはいはい、そういう部分あるよね」と思う人、
「は?本を読む人に失礼じゃないか」と感じる人。
大きく分けて2パターンでしょうか?

理論を世間に広げようとする際、「見出し」は極論で書くことが非常に多い。
ですので、言葉のままでしか受け取れない人は正しく解釈できません。

「本を読むとバカになる」「医者はみんなバカ」「女は感情の生き物」という見出し。
これらは、100%そうである!と言ってるのではありません。
「割合そうであるケースが多いですよ」「そういう傾向があるんですよ」と解釈をするのが正しいです。
世の中は極論の見出しで溢れているので、受け取り型の理解力がまともでないと、考えが偏りきります。

今現在はネットの情報クオリティーが非常に高くて、誰もが無料で気軽に情報を得ることができます。義務教育で学ばされる英国数理社もただの情報といえば情報です。学校の教科書の内容は古臭いですよね?基礎の部分は普遍的いいと思いますし、近年はようやくプログラミング言語の科目が増えたわけですが、どうしてこんなに限界まで変えようとしなかったのか?を考えてみると、こんな一面があるのではなかろうか?

教師らがまた勉強をし直さなければいけなくなり、権威が崩壊するからです。公務員の世界は特に年功序列です。高齢の教員が新しいことを勉強する気力ありますかね?教科書を一新すると、偉そうにしてる高齢の教員が使い物にならなくなります。ゆえに、忖度して教科書の内容は一新できない。

だったら、ネットで歴史・経済・科学・医療・食品・テクノロジーなどの身になる情報を取り入れた方がいいと思いませんか?と、我々IT業界の人間はその方向性を推奨しています。

が、しかし「言葉のまましか受け取れない」人というのは非常に多いので、ネットで独学をしてヤバイ人になっちゃってる。というケースを頻繁に見かけるという事態が起きております。

言葉のまましか受け取れない人は、全く疑わずに鵜呑みにする傾向があり、柔軟思考・バランス思考に欠けてる人は、すぐに偏りきります。

例えば、食品添加物が分かりやすい例です。
google検索で食品添加物のことを調べると、「添加物は安全ですよ」「危険性ですよ」という記事がランダムにたくさん表示されるので、比較的バランスのとれたリサーチができるのですが、今は5行以上の文章が理解できないという若手が増加中ということもあり、Youtube検索が主流のようです。

すると、「添加物は危険である」という主張の人ばかりが出てきます。Youtubeはジャンルを絞った専門チャンネルが、検索で上位表示されるアルゴリズムになっているのでしょうか。その影響で、徹底して添加物を避けるべき!というオーガニック信者を散見するようになりました。

僕も食品添加物は意識的に少ないものを選んでる派なのですが、考えが偏りきってる人は頭がガチガチすぎてちょっと恐いんです。そんな人の前で「ドーナツとかコンビニ弁当」を食べてごらんなさいよ。馬鹿にされたり、怒られちゃいますよ。しかも、偏りきった信者っていうのは親切心で自分の考えを押し付けてきますからね。非常にタチが悪い。

食品添加物は食品メーカーの利益都合で使われているわけですから、良いわけがない。しかし、保存料をカットして、腐りやすいものを提供すると、買い物の回数が少ないご老人達は困るんです。原材料に調味料(アミノ酸等)と書いてないものは、味が薄くて美味しくないんです。多くの人は、グルタミン酸ナトリウム中毒なのです。仕方がありません。

ヤマザキパンは週に1個くらいはいいんです。
ホワイトデニッシュショコラを我慢するほうがストレス過多で、血管収縮しますよ。

カップ麺とかパンを食べたあとは、その快楽で得たドーパミンのパワーで運動をして代謝すればいいんです!自分にムチを打つ根性のある人は少数派でしょうけど。オーガニック信者は別に間違った方向性ではないので、いいとしましょう。

一番タチが悪いのは政治・経済・歴史の勉強をして、考えが偏りきってる人です。すごい攻撃性を秘めています。なぜ自分が得た情報が絶対的に一番正しいと思っているのか?甚だしい。

参政党・つばさの党・N国党・れいわ新選組・大西つねき・桜井誠・たまきチャンネル
色々ありますけど、それぞれ良い方向性を持ってると思います。
でも熱狂的信者は、自分が支持している教祖様が批判されたら激昂するでしょ?野蛮ですよ。
最近、信者の話ばかりしていますが、SNSをくだらないものにしてる要因だと感じてるからです。


冒頭の表題に戻ります。「本を読むとバカになる」というのは、要するに、教科書をそのまま疑わずに鵜呑みにしすぎて、筆者を強く信頼しすぎてしまうことで、自分の頭で考えなくなるから馬鹿になる。ということでしょう。

本を書く側の人は、思考力が高くて、気付きが多いです。
そして、自己顕示欲が強いから、説得力のある内容に仕上げて、信頼を得ようとします。
認められたいという人間心理がそこにはあるんです。

たった一つの気付きなのにやたらページ数が多い本。中身を見てみると、気付きをできるだけ説得力あるものにする為の、裏付けデータばかり綴られているんです。「過去の偉人も同じくこう述べている」「信頼性のある研究機関の資料ではこうなっている」なんてことない、権威を利用して読者を洗脳してるだけじゃないの?

確証バイアスがかってて、都合の良いデータだけを引っ張ってきてるんですよ。反対意見の手強い主張は無視する傾向があります。これもよくある人間心理です。書く側になるとその辺は良く分かります。

「本を読むとバカになる」自分の見識を広げるために、参考程度に内容を確認したろうかな。という心持ちの方は本を有効活用できるのですが、洗脳されやすい人は本を読むと、頭がガッチガチに凝り固まってしまう。

すべての本が洗脳本ではありませんが、本を書く側のしたたかな人間心理を想像しておくのが良さそうです。

例えば、明治・大正に有名な文豪とされる人達がいますが、当時は裕福な家柄の人だけが教養を身に着け、庶民はみんな肉体労働だったのです。大家族一丸となって農作業を一生懸命していたのです。

裕福で仕事をする必要のない人は高等遊民とよばれ、ひたすら知識欲を満たしてひま潰しをしていたそうです。そして、自己顕示欲を持て余した一部の競争好き人間が、「俺の本を見て語彙力・表現力の凄さを見習いたまえ!」と本を発行して、「なによー!私の方が細かいディテールを絶妙な表現で表してるわよ!見てみなさいよ」という人が出てきて、高等遊民達の見栄の張り合いで生まれた、わざと内容を難しく分かりにくく綴った本が、世間では歴史に残すべき本だとして取り扱っていて、それが今も義務教育で国語の問題として取り扱われてるのかな?

だから、くだらないことやってんなー。と感じざるを得ません。比喩の表現とかは特に、ややこしい表現をして一体何がしたいのか?分かりやすく伝えるのが現代流ですから、そんなの学ぶ必要性ありません。高等遊民のプライドがかかった意地の張り合いで、生まれた本の中には、一部真の名著があるのは想像できますがね。

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