飲食店は料理の腕よりもデコレーション能力が重要!?飲食店3つのマーケティング方法

2020-04-01    631   1576

飲食店のマーケティング

私は飲食店の経営者ではありません。
私の取り柄はビジネス思考とIT技術。
この取り柄を生かして、飲食経営ついて考えてみます。



飲食店の集客方法① 利益土返しの赤字メニューで集客をする


居酒屋で多く見られるのは、
「ビール一杯目150円」
「ハイボール2時間飲み放題」

というものです。これだけのことでも集客力が多少アップすると思います。

こういった利益土返しのメニューを一つだけ用意するだけでいいのです。それを広告費だと思ってください。ホットペッパーやぐるなびに広告費を貢ぐのではなく、お客さんにコスパを感じさせることの方が理に適っていると思いませんか?

情熱ホルモンなら「黒ホル 390円」が赤字メニューです。他店では800円くらいの部位です。
黒ホルはかなり脂っぽいので、一皿しか食べたくない品だけど、黒ホル目当てで通う人が多いのは確かです。


他の飲食では、
・超特盛の大盛りのメニューを用意する(食べきったら無料・初回のみ)
・超激辛メニューを用意する(食べきったら無料・初回のみ)
・めちゃくちゃ見栄えがオシャレ、あるいは斬新なメニューを用意する(デザートでも良し)
・期間限定で「この商品赤字だろ」という商品を一つだけ用意する
・食器が全体的にオシャレ
・店内の内装がオシャレ
・変な張り紙を店内に飾る「お客様は神様ではありません。当店スタッフは奴隷ではありません」など
・当店の人気メニューを頼んでSNSでつぶやいたら無料!(フォロワー数1000人以上の方限定)


要するに「インスタ映え」がするメニューや話題性のあるものを用意するということです。
するとインフルエンサーが自然とやってきて、インスタやツイッターへ勝手に情報をアップしてくれる。
この流れができて、拡散されれば、ある日一夜にして人気店になる可能性があるわけです。
「映え(ばえ)」を意識するのは大手チェーンも当たり前のようにやっています。

これは今やマーケティングの基本中の基本となっています。
広告に大きな予算をかけるより、映えるメニューを考える方が成功へ近づくと思います。

飲食店の集客方法② マーケティング会社に行列を作ってもらう


近年は、マーケティングに疎い経営者がSNSマーケティング会社と連携するケースが増えています。
プロレス団体なんかでも、今はマーケティング会社が母体になって運営されています。

こういうことありませんか?
ラーメン屋の行列に並んでみたけど、見た目だけオシャレで
普通によくあるラーメンと味は変わらなかった。


これはSNSマーケティング会社が、インフルエンサーにお金をバラ撒いて仕掛けた行列。
味が美味しいからできた行列ではないのです(笑)
昔からある行列は真実。新しい店の行列は偽物です。

ではなぜ行列が絶えないのか?行列に並んでる人は、「みんなが並んでるんだからこの店は美味しいんだ」と思い込んで食べてるから信者になりやすいのです。日本人は右向け右な人が多いので、インフルエンサーの情報に操られやすいのです。

詰め込み教育で真面目に育った多くの日本人は、行列に裏があるなんて考えることもしません。見たまんまを理解するので、非常に手玉に取りやすい。「信者」という漢字は繋げると「儲」かるという字になります。漢字って奥が深いですね。マーケティング会社は教祖様です(笑)

私は、ビジネス思考が強いので、普段から商売する側の視点に立ってものを考えるから、自分でこの事実に気付けました。だって、行列なのに味が普通なんだもん。おかしいと思わない日本人がおかしいでしょ?

この手法はマーケティング会社に多くの手数料を取られるので、最初はマーケティング会社の方に大半の利益が流れてしまいます。サイトの作成やラーメンの宣材写真、宣材動画、ストーリー、などマーケティング会社がすべて用意するので、200万円以上の予算が必要となるでしょう。長期的に行列が続けば、大きな利益になるので、集客できないお店はマーケ会社に依頼をするのもアリです。

ちなみにフリーランスクリエイターである私にご依頼いただければ、120万円ほどの予算で同じようなサービスを提供することができます。なぜ予算がこんなに安くなるのか?それはクリエイティブな作業を全て一人でこなすからです。興味がありましたら、お問い合わせフォームからご依頼ください。

飲食店の集客方法③ 飲食店は映像を上手に使え!仕込みを公開で信用度アップ


これは個人的に飲食店を信用していないから、行き着いたオリジナルの考えです。
美味しい料理を提供するのが飲食店の基本。そして良心的な店は安心できて、健康的なものをこだわって提供しています。

しかし、「こだわりは伝えなければ伝わらない」のです。

頑張って仕込みをやっているなら、仕込みをしているところを生配信しましょうよ!
それがスマホひとつで映像が配信できる時代なのですよ?なぜそれをしようとしない?
なぜ自分の店のこだわりを顔を出して、伝えようとしない?

不思議でたまりません。自分の店の知名度を広げたいと思ってないのかな??

良いこだわりを映像で多くの人に見てもらうことができれば、集客できると思います。
ライブ配信で見てる人が「これ美味しそう~」と誰かがSNSでつぶやいてくれたら、多くの人がお店を知るきっかけとなります。

新鮮さがウリなら映像でそれを証明すれば、信用度が上がります。
国産がウリなら国産である証拠の映像を写せば、信用度が上がります。
閉店後にキレイに掃除をしている映像を写せば、信用度が上がります。

店内に国産と書いたところで、疑う人は疑います。私は胡散臭いなと思うタイプです。

もし、集客ができていないなら、味が悪いか、信用されていないからなのでしょう。
写真、文字はごまかしが簡単ですが、映像でごまかすのは手がかかります。だから映像のほうが信憑性が高い。当然のことですね。

とある弁当屋では、万引防止の為に、ずっとカメラで弁当が並んでいる映像を生配信しており、
なぜか、それを見る人が増えて、知名度が一気に上がったようです。

美味しい料理の映像、作っている時の映像は、コンテンツとして十分に需要があります。
ネットに疎い経営者にはピンとこないかと思いますが…。

料理の映像では「シズル感」がポイント。
今さら聞けない業界用語!シズル感とは?

飲食店は味よりも集客テクニックが重要という病んだ社会


味にこだわっても、真の味が分かる人は今の社会ではごくごく少数となりました。
食品添加物の濃い味付けに国民は慣れてしまっています。

味付けは「ほんだし」「ウェイパー」などの市販調味料のベースで十分。
絶妙なあっさり加減なんて、若者には特にピンときません。「味がない」と足蹴にされます。

現在の人気のカフェは味ではなく見た目だけがウリになっているケースが多く見られます。
見た目が可愛いデザートでとにかく甘い。デザートが席に届けられると、ほぼ100%の確率でスマホで写真撮影。
SNSを見た糖質中毒の女性でお店は満席状態。

料理は見た目が9割、味は普通レベルでOK

利益追求をするならその程度の料理の質でいいんです。メニューの見た目が可愛ければ売上良し!そういう社会なのです。
人気が廃れたら、流行りコンセプトに切り替えばいいんです。伝統の味をうんぬんなんてのはもう古臭いんです!残念なことなんですけど。

今後、料理の腕よりも重要なテクニックは、
・料理を美味しく見せる写真テクニック
・料理を可愛くデコレーションできる能力
・SNSをとことん活用しようとする意気込み

この3点で、一流の料理人よりも売上を出すことができてしまいそうです。

ちなみに飲食店開業に最低限必要な資格は「食品衛生責任者」と「防火管理者」です。
講習会を受講するだけで1、2日あれば取れるような簡単な資格です。
よく誤解されていますが、調理師免許はなくても飲食店の開業は可能です。

料理のド素人でも成功できる可能性を秘めた飲食業界。いやー夢がありますね。

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