主君(少数派)と家臣(多数派)の割合は自然の摂理だという独自理論
2022-01-29 693 1768▽1、幅広い知識を持っている人は明らかに少数派
▽2、柔軟思考・統計思考・本質思考を持つ人が主君になれる
▽3、主君と家臣の思考法は違う
▽4、家臣キャラの割合が多くないと国・経営は破綻する
▽5、自然の摂理で主君・家臣の割合が決まっている説
▽2、柔軟思考・統計思考・本質思考を持つ人が主君になれる
▽3、主君と家臣の思考法は違う
▽4、家臣キャラの割合が多くないと国・経営は破綻する
▽5、自然の摂理で主君・家臣の割合が決まっている説
幅広い知識を持っている人は明らかに少数派
統治者や経営者は大局観を持っていないといけません。
幅広い知識を持ち、多角的な視点で分析する能力。
それが俯瞰で見る。大局観を持つと表現されます。
世間や身の回りの人達を見て、幅広い知識を持っている人いますか?
歴史、統治、心理、ビジネス、哲学、医療、予防、ウイルス、栄養、食品、利権などなどの知識を持って考えている人は明らかに少数派です。
個人的に幅広い知識を得るようになったのは、健康意識が高くなった30代です。健康についてリサーチしていくと、医療・食品・西洋医学・東洋医学・生活習慣病・利権・ビジネス・歴史といった分野に抱えている問題が色々広がっていき、自ずと多角的に物事を見るようになっていきました。
柔軟思考・統計思考・本質思考を持つ人が主君になれる
現代社会はかなり複雑に絡み合っていますが、本質思考で単純化する能力があれば、問題の根源をシンプルに捉えて、解決する策を見出だせます。
統治・経営など上に立つ立場の方は、柔軟思考・統計思考・本質思考を当たり前のように持っていなければいけません。
昔の言葉に当てはめると、
上に立つ立場の人が「主君」(しゅくん)で、
それに仕える社員やスタッフ達は「家臣(家来)」(かしん・けらい)。
全員が高い思考力を持つように、世の中はどうやらできていないので、主君になれる人というのは少数派です。みんな能力が高くて経営者になったとすると世の中は一体どうなってしまうのか?
昔、中国の王朝が滅びた際、国のあちこちに王を名乗る権力者が次々と現れて、数々の戦が勃発しました。まさに地獄の地獄。そして圧倒的な力を持つものが現れた際に平和が訪れます。歴史がそう証明しています。
家臣たちは尊敬できる主君に仕えることが最上の幸せであり、名に対し忠実に従おうとします。その関係性は教祖と信者にも似ています。主君の命令は絶対。家臣が忠実であればあるほど、盲信しているかのよう。
主君と家臣の思考法は違う
現代人の多数派は家臣キャラであり、何らかの信者です。自分が信者だという意識がない人の方が多いでしょう。
<現代の家臣キャラ>
・テレビは嘘つかない!絶対に正しい!(権威主義)
・好きになった有名人をひたすら追いかける
・好きになったYoutuberだけをひたすら見続ける(新興宗教と揶揄)
・成功者をやたら崇める(ひろゆき・ホリエモンなど)
・会社に希望を与えられて、ひたすら疲弊する
他人が持つ情報はあくまで参考程度に受け取るのが主君側の思考法。
家臣キャラは、自分が好きな人の発言を何の疑いもなく取り入れます。
少数派の主君は自分の頭で考えます。
多数派の家臣は考えずに真っ直ぐ取り入れます。
家臣キャラの割合が多くないと国・経営は破綻する
家臣キャラは何も悪くありません。従順な人材こそ多く必要としてきた現実があります。
能力の高い主君が多くの家臣の腹を満たす。これは昔から普遍です。
国造りの根幹は民。民を増やして、農作物を多く実らせることが富国強兵への肝でした。
主君キャラは人に仕えるのがあまり好きではありません。
だから、主君キャラが多数派だと国に対して不平不満が多く募り、忠実に従わないので崩壊します。
「能力が高い者が集まれば反乱が起き、忠臣が集まれば栄える」
パレートの法則を用いれば、2(少数派の主君):8(多数派の家臣)
会社経営もそう。能力の高い人は自立心が高く、会社に長く籍をおこうとは考えません。
家臣キャラは会社にしがみついてでも安定を維持しようと、忠実に従います。
家臣が多数派でないと、会社の規模は大きくできません。
※現代のIT系は少数精鋭の形が成り立ちます。
自然の摂理で主君・家臣の割合が決まっている説
今回は、主君キャラが多数派だと、会社も国もまとまらずバラバラになって崩壊する。
家臣キャラが多数派じゃないと会社も国も大きく成長できない。
という独自理論を展開してみました。
某脳科学者によると「高い思考力は限られた人しか持っていない」という仮説もあるとか。
人間は自然の摂理で、主君・家臣の割合が決まっているのかもしれない。
だから、高い能力を与えられ、能力に自信のある方は社会貢献をしなければいけません。
社会貢献こそ、最上の幸福であることを主君達が感じられれば、多少なりともハッピーな世の中になることでしょう…